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株の売買タイミングを学べる3冊の本

株の売買タイミングを学べる3冊の本

株で儲けるには、「安いときに買って高くなったら売る」というのが原則です。当たり前ですね。でも、そのタイミングがわからないからみんな苦労するのです。売買タイミングがいつなのかわからずに、やみくもに売買するのでは、なかなか自信がもてません。

今は安いと思っても、もっと安くなるかもしれない。また、高くなったから売ろうと思っても、もうこれ以上は上がらないのかどうかもわかりません。そして気になりだすと、ますます決められません。

結局、経験を積んで、総合的・感覚的に判断するという人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、株の売買タイミングを決めるのに役立つ3冊の本をご紹介します。そして最後に、(まとめ)として学べることを書こうと思います。

(1)ウォール街のランダムウォーカー

バートン・マルキール著(日本経済新聞出版)

この本の中では、個別株の変動は予測不可能で、昨日上がったから今日も上がるとは限らないことがわかります。株価はランダムに動くということが書かれています。

世の中の景気のトレンドに従って、全体としては上昇傾向にあるので、インデックスの積み立てがいいということです。つまり、売買タイミングは読めなくて当たり前なので気にしないでいいということになり、ある意味開き直りにも近いともいえます。

(2)億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

メアリー・バフェット, デビッド・クラーク著(日本経済新聞出版)

基本的には、強い株が不祥事や景気の低迷などで大きく売られて下がった時に買うパターンですから、逆張りのタイミングになります。それなら押し目買いもあるということになります。

割安株(バリュー株)というよりは、強い株が下落するのをひたすら待つような印象を受けました。本当にバリュー株を対象とするならば、テクニカル(ローソク足やトレンド分析)だけでなくファンダメンタル(事業内容や利益などの決算の数値)も重要になってくると思います。

(3)一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学

cis著(KADOKAWA

順張りの王道です。上がっている成長株(グロース株)を買い続ける方法です。買い続けるためには一気に全力買いするのではなく、何回かに分けて買っていきます。

また、ナンピン買い(自分の買った株価平均を下げるために下落に付き合って買う)や押し目買い(上昇中の株価が一時的に下がったので嬉しくなって買う)はしません。

この投資方法の場合、タイミングはあまり関係ないのですが、基本的には上昇中の銘柄を買い、上昇終了で売るということになります。テクニカル重視という印象を受けました。

(まとめ)学べること


一口に株の売買タイミングといっても、皆さんが目指す投資手法や、得意とする投資方法によって、そのタイミングは異なります。

まず投資方法として、順張りと逆張りがあります。順張りは上昇しているときに買い進める方法、逆張りは下降中もしくは下がりきったと判断したら買い始める方法と理解しています。

したがって、売買タイミングを決める際には、順張りのタイミングと逆張りのタイミングは根本的に異なります。順張りのイメージは、株価が上昇しているときに、もっと上がる、まだ上がると思って買います。逆張りのイメージは、株価が低迷しているときに、底を打ったのでそろそろ上がりだすと判断して買います。

このように買いのタイミングはいろいろありますが、売りの場合はできれば天井で売るのが理想なので、そう違わないと思われるでしょう。ところが、頭打ちになっても、押し目という場合があり、再び上昇が始まることもありますので厄介です。

また、株の種類として、株は大きく分けるとグロース株(成長株)とバリュー株(割安株)という分類ができます。対象とする株がどちらであるかによって、売買タイミングも異なります。グロース株は成長中なので、順張りでよく、バリュー株は割安と評価されていますので株価が低迷していることが多く、逆張りのタイミングと一致します。

結局、自分の欲しい株の特徴を調べて、その特徴に応じたタイミングで売買する必要があるという結論になります。

その具体的な方法、とくに売りのタイミングについては、別の記事で考察することにします。

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