トラリピ世界戦略の魅力
トラリピに適した通貨ペア
トラリピに適した通貨ペアは、一定のレンジ内で適度に上下する通貨ペアです。このようなペアを選択し、買いと売りの範囲を適切に設定すれば、半永続的に収入を得ることも可能となります。
今は円安が急速に進んでいるので、円を通貨ペアの片方にするとトレンド相場の動きになってしまい、リピート注文のよさを十分に発揮することができなくなっています。
具体例として、去年までUSD/JPYでは100-110円で買い、110-120円で売りを仕掛けるような設定でよかったのですが、現在の円相場は135円を超えているので範囲からはずれてしまいました。それどころか、残った売りの建玉はマイナススワップが日々蓄積される状態になりました。私は結局そのストレスに耐えられなくて、みずから決済して損失計上しました。
上昇トレンドとわかっていれば、買いだけで仕掛けることもできますが、この場合でも下降トレンドに移行したら終了しなければならないプレッシャーがかかります。
安い領域では買い、高い領域では売りを仕掛けるハーフアンドハーフというリピート注文を設定すると、必要証拠金は売りと買いのうちの高くなる片方の分だけでいいという大きなメリットがあります。投資効率がよくなりますので、これを利用したいものです。
まずは口座開設 
トラリピ世界戦略について
このたび、満を持してトラリピ世界戦略が発表されました。
レンジ相場を形成する通貨ペアとして、
（１）古くから知られるAUD/NZD（オージーキウイ）
（２）近年話題のEUR/GBP（ユーロポンド）
（３）最新のUSD/CAD（ドルカナダ）
の3ペアの同時稼働による分散投資戦略です。
世界中に分散しているというだけで十分魅力的ですが、 「相関が低い3地域の通貨ペアなので、共倒れしにくい」、 「相互に評価損益を補えるので局地的な相場の急変に耐え、必要証拠金も少なくて済む可能性」 といったメリットがあります。
今後の課題
思いつく限りで唯一の課題としては、世界戦略を完成するには予算が300万円必要なんですね。せめて100万円あれば、3つの戦略のうち1つだけでも稼働して始めることができます。この場合の通貨ペアは、王道のAUD/NZD（オージーキウイ）であろうと思います。最新のUSD/CAD（ドルカナダ）も好調なので、こちらにチャレンジするのもいいかもしれません。
資金が100万円なければ、以下の図のAUD/NZD（オージーキウイ）戦略内の4セットのうちの1つだけ稼働させる手もあります。
ただし、将来資金が増えた時に残りを追加するために、どれを稼働したか記録・記憶しておく必要があります。
2022年7月下旬現在の値は1.107なので、この値が含まれている①だけ稼働しても同じ収益が期待できます。この場合の必要資金は50万円程度と予想されます。
こういった運用をする場合には、資産管理が大切です。具体的な目安としては、証拠金維持率が300%以下になったら追加入金するといった対応が必要となるでしょう。
